The Moon Age Calendar >> Main >> Relation >> Moon's World >> Republic of Tunisia  DrawUp 2000/04/07



Moon's World



世界に見る月

世界の国旗に見る月をご紹介します。

Weekly Magazine 発行30週記念特集して99/04/18〜09/12までの期間連載していたものです。
Web用コンテンツとして再構成致しまして掲載させて戴くこととなりました。

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チュニジア共和国
Republic of Tunisia


歴史的に関りの深いトルコの国旗を参考とし、
三日月と星はイスラム教の象徴。上弦の月は幸福を表しています。

● 首都:チュニス(人口約83万人)
● 面積:163,610km2(北海道の約2.1倍)
● 人口:890万人 (1995年推計)
● 言語:アラビア語・フランス語
● 宗教:イスラム教スンニ派等
● 通貨:チュニジア・ディナール(TD)
● 国際電話コード:216


アフリカ大陸北部の地中海に面し、リビアとアルジェリアに挟まれた小さな国で、北部には地中海高級リゾート、南部ではサハラ砂漠に面しています。
また、ローマ時代からの遺跡の宝庫である一方で”リビエラのスイス”と言われるほど、治安が良いと言われています。

その歴史は古く、紀元前9世紀より都市国家カルタゴとして盛えていましたが、146年にローマ帝国により征服、また7世紀にはアラブ侵入等を経て、1574年にはオスマン帝国に属州します。
また、1881年にフランス保護領となりますが、1956年3月に独立し、翌年共和制へと移行しています。

チュニジアはその治安の良さから、映画の撮影やラリーなどに使用されることで有名です。
話題のスター・ウォーズシリーズを制作したジョージ・ルーカスもお気に入りの場所だと言われています。
また、パリ・ダカールラリーなどではサハラ砂漠に入るために治安の良いチュニジアを選んでいます。

気候は、温暖で雨の多い冬と、暖かく降雨量の少ない夏にわけられます。
美しく広大で肥沃な大地の地下には、リン鉱石と石油の鉱床があると言われていますが、天然資源が乏しいチュニジアは、これまで人的潜在能力の強化に力を注いできました。

国家予算の大部分が教育、健康管理、住宅、社会福祉に充てられており、経済成長の先端を担っているのは民間セクタとなっています。
主要経済は、農業・製造、および観光産業に支えられ、独立以来GNPと社会指標は確実な成長を続けています。

現在、政府の優先課題として生態系保護があげられています。
固有の動植物の保護と新種の導入を目的として、現在まで6つの国立公園と18の自然保護区域が指定されています。
また、沿岸部保護、都市エリアでの緑地地域を拡大し、砂漠化の防止のために各種国家プログラムも実施中です。

外交方針は非同盟中立であり、米、仏等西側諸国と緊密な関係を維持しています。
それらは現実的外交政策であり、現行の中東和平プロセスも支持しています。
北アフリカ5か国で構成するアラブ・マグレブ連合(AMU)の機構整備も推進しています。

大使館:東京都新宿区若葉1-18-8 , tel(03)3353-4111
http://www.tunisia.or.jp/