The Moon Age Calendar >> Main >> Details >> Design  DrawUp 1998/10/17



Moon Design



月は古来から、深い関わりを持った天体です。
文化や風習とも根深く繋がりを持ち、人々は折りにつけ夜空の月を見上げてきました。

月には海と呼ばれる暗く平坦な地形があり、様々なラテンの名が付けられています。
その海は見方によって様々な形に見えます。

月の伝説などと共に世界各地で思いも寄らない形として捉えているようです。

世界各地の月の模様の捉え方をご紹介いたします。

各画像をクリックすると大きな画像をご覧戴けます。


餅つきウサギ
日本では最もポピュラーな捉え方と言えるでしょう。
餅をついていると言われるその姿も中国では薬草を、ついている姿として捉えられているそうです。

特徴的なウサギの耳は豊の海と神酒の海で、顔の部分はアポロ11号が着陸した静かの海です。

満月の頃、昇り来る姿はこのように見えます。
昇り来る大きな満月には、餅つきウサギの姿が見えると言いますが、意外にもその姿の捉え方が難しいと言う方もおられます。

左は、昇り来る満月の姿にシルエットを重ねてみたものです。
何となくウサギがが餅をついているように見えなくもありませんね。


吠えるライオン
アラビアでは百獣の王ライオンが果敢に吠える姿に見立てています。

西の空に沈み行く満月は赤みを帯びているところから色合いもライオンの様に見えるのかも知れません。


片腕のカニ
南ヨーロッパの海沿いの国々では、昇り来る満月を大きな片腕のカニが、大潮を招くように呼んでると思い描いているようです。

差詰め日本で言うところのシオマネキと言ったところでしょうか?
月による潮の満ち引きを敏感に感じ取っているカニ達だからこそ、月にまでその姿を現しているのかもしませんね。


女性の横顔
東ヨーロッパや北部アメリカでは、陸の部分を見立ます。
静かの海・蒸気の海・中央の入り江・雲の海に囲まれた
陸の部位分を女性の横顔と見立てているようです。

海の部分を女性の髪と見立てる場合もあるようです。
月と女神の伝説は古くから様々な文明の中で数多く登場しています。


ワニ
南部アメリカでは、陸の部分をワニに見立てます。
夕闇に昇りくる満月にワニの恐怖を重ねて、教訓としていたのかも知れません。

様々な伝説や言い伝えが数多く存在する満月について、改めて考えてみたいものです。


本を読む老婆
欧米の一部の地域では、本を読む老婆の姿と見立てられています。

このたとえで月の模様を捉えてしまうと、なかなか他のものに見えなくなってしまいます。(^^ゞ
月にいるはずのウサギはいつの間にか老婆になってしまったと言うことでしょうか。


ロバ
南米の一部の地域では、月の海をにを運ぶロバの姿と見立てられています。
ちょっぴり長めの耳も愛くるしい、「イーヨ」のように見えるのが不思議です。

さて、次の満月には、いったい何に見えるのか、あなた自身の目で確かめてみてください。